「就労定着支援」と聞いて、どのような支援なのか、具体的に思い浮かぶ方はいらっしゃいますでしょうか。

名前だけを聞くと、「同じ職場で長く働く為に行う支援のこと」のような気がしますよね。

就労定着支援では、実際にどのような支援を行うのか、また対象者はどんな人なのかということが、明確に定められています。

情報を以下にまとめましたので、確認していきましょう。

就労定着支援とは

就労定着支援とは、障害者総合支援法に基づくサービスです。

一般就労をしている障害のある方が長く職場に定着できるようサポートを行うというのが、主たる目的となります。

対象となる方は、就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型等の支援を受けて、一般就労した方になります。

□具体的な支援内容

就労定着支援では、障害を持っている方が一般就労でも働きやすくなるようなサポートを行います。そのサポートは障害者雇用枠での就労も含みますので、より幅広いサポートを実施できます!

実際に就労しますと、それまでの生活とは違った悩みが出てくることでしょう。

例えば以下のようなものがあります。

・上司や同僚とうまくコミュニケーションが取れない

・給料をもらっても、お金の管理ができない

・仕事でミスが多くて困っている

・体調管理ができず、遅刻や欠勤が増えてしまう

以上のような、悩み等が発生した際に、自分一人では対処できず、抱え込んでしまうことがあるかもしれません。

就労定着支援では、こういった場合に障害のある方の就労上の問題解決を支え、また、障害のある方を取り巻く社会的資源に対しても、必要な連絡調整やアドバイスを行うことになります。

具体的には、各事業所の担当者が月1回以上のペースで障害のある方と対面で話し、現在の生活リズムや職場での環境等を聞き、どのような課題があるのかを把握します。

その上で、障害のある方に対する課題解決のためのアドバイスや、勤務先への訪問、医療機関や福祉機関との連携を図り、就労しやすい環境へとつなげます。

ここまでのお話から分かるように、利用者の方と密に連絡をとり、相談を受けた時だけでなく、常に利用者の立場に立った支援体制が必要となります。

□利用期間について

就労定着支援で、同じ方を支援できるのは、最大3年になります。

原則として、就職後半年間は、利用した事業所(就労移行支援事業所や就労継続支援事業所等)による、職場定着支援が行われます。

つまり、その支援後の3年間が就労定着支援による支援が実施できる期間です。

以上が、就労定着支援に関する解説になります。

就労定着支援の役割をしっかり理解し、支援体制を整えていきましょう!